「あのころ」を「これから」に。


 

築40年の家を買うといったらうちの両親は怪訝そうな顔になった。

説明してもわからないだろうと、リノベーションしてから招待することにした。

 

手直しの終えたわが家に両親を招いた。二人は顔を見合わせて微笑んだ。

そこで初めて知った。親父がバイク乗りだったこと、二人はサーフィンで知り合ったこと。

同じ家に、僕たちはこれからが、両親にはあのころが映っている。

 
 

世代を超え、時間を交差させた語らいの場は、相応の年月に耐えた家でしか手に入らない。